ざっくり言うと
- 観光庁は入浴施設にタトゥーがある外国人の入場規制緩和を促している
- 16日には「留意すべきポイントと対応事例」と題した資料を作成
- 入れ墨のある日本人の入場を認めるよう促すものではないとも説明している
日本の観光庁 温泉などに入れ墨規制の緩和促す
2016年3月18日 19時31分
日本の観光庁は、外国人観光客の受け入れ促進の一環として、温泉などの入浴施設に入れ墨(タトゥー)のある人の入場規制を緩和するよう促している。
日本では、入れ墨が犯罪組織「ヤクザ」の構成員に関連付けられることが多く、悪いイメージがつきまとう。そのため多くの入浴施設は利用客の反応を心配して、入れ墨のある人を入場禁止にしている。
しかし、観光庁は16日に「入れ墨(タトゥー)がある外国人旅行者の入浴に際し留意すべきポイントと対応事例」(pdfファイル)と題した資料を作った。
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『入れ墨(タトゥー)がある外国人旅行者の入浴に際し留意すべきポイントと対応事例』
①留意すべきポイント
・宗教、文化、ファッション等の様々な理由で入れ墨をしている場合があることに留意する。
・利用者相互間の理解を深める必要があることに留意する。
・入れ墨があることで衛生上の支障が生じるものではないことに留意する。
②入浴に関する対応事例
(1)一定の対応を求める方法 ・シール等で入れ墨部分を覆い、他の入浴者から見えないようにする (衛生的な入浴着等を着用する方法も考えられる)。
・入れ墨のサイズが小さく(例えば、手のひらサイズ)、他の入浴者に 威圧感を与えない場合は特別な対応を求めない。
(2)入浴する時間帯を工夫する方法
・家族連れの入浴が少ない時間帯への入浴を促すようにする。
(3)貸切風呂等を案内する方法
・複数の風呂がある場合、浴場を仕分けてご案内する。
・貸切風呂がある施設では、貸切風呂の利用をご案内する。
・宿泊施設の場合、専用風呂のある客室等をご案内する。
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観光庁は「外国人と日本人で入れ墨に対する考え方に文化的な違いがある」とした上で、「外国人旅行者が急増するなか、入れ墨がある外国人旅行者と入浴施設の相互の摩擦を避けられるよう促していく必要がある」との考えを示した。
海外から日本を訪れる観光客は近年、大幅に増加している。観光庁の担当者は英字紙ジャパン・タイムズに対し、海外の観光客も日本の温泉を自由に楽しめるべきだと語った。
観光庁の呼びかけに法的拘束力はないものの、対応例として入れ墨を隠すパッチの提供、入れ墨があっても入場できる時間帯の設定などを提案している。ジャパン・タイムズ紙によると観光庁は、呼びかけは外国人旅行者についてで、入れ墨のある日本人の入場を認めるよう促すものではないと説明している。
観光庁は昨年、入れ墨のある外国人の入浴への対応について、温泉施設のあるホテルや旅館などにアンケート調査を行った。その結果、56%が入れ墨のある客を断っていると回答したという。
2013年には北海道の石狩温泉で、ニュージーランドの先住民族のマオリ族の女性が、伝統的な入れ墨が顔に彫られているのを理由に入場を拒否され、これを機に入れ墨のある外国人観光客への対応に関心が高まった。
(英語記事 Japanese spas urged to relax tattoo rules for tourists)


