戦争….

スコットランド系アメリカ人のおじいちゃんは第二次大戦中にイギリスに駐留し、伝説の爆撃機メンフィス・ベルが所属していたアメリカ第8空軍で航空管制官として活躍した人。

解りやすく言えば、おじいちゃんは自分の航空管制が失敗すれば部下を失う立場に有りました。猛烈な精神的ストレスがかかる立場に居た軍人でした。

この部隊はヒトラー率いるナチスドイツの昼間空爆が任務。

アメリカ中の様々な州から招集された若者は10人を一組として部隊所属の爆撃機B-17に乗り込み、25回の昼間空爆を無事に終えれば、アメリカに帰国出来るシステムになっていました。

しかしドイツ軍のアメリカ軍爆撃機に対する対空砲火は熾烈を極め、おじいちゃんは自分が指揮する爆撃機を次々と失ったそうです。。

その中でも、奇跡と呼べる25回の爆撃に成功し、無事にアメリカに戻ることが出来た10人の若者がいました。

それが映画にもなったメンフィス・ベルです。

おじいちゃんはキャリア組ですから空軍の指揮官。自分が前線に立った訳では有りませんでしたが、自分の決断ミスで沢山の部下を失ったことや、沢山の罪のないドイツ一般庶民を殺戮したことを生涯悔やみながら亡くなってゆきました。

だから決してこの話を美談として人に自慢したりしませんでした。むしろ恥ずべきことだと考えていたようで、知っているのは一部の友人と家族だけでした。

「戦争は美談にするべきものではなく、常に憎むべきものだ」といつも言っていたそうです。